雛鳥誕生!!

20日間の抱卵を経てすべての卵からヒナが孵化し、アンタヌー農 園鶏舎での初めての誕生シーンに、みんなで感動しました。逞ま しい鶏を育てるためには最初の10日間の肥育管理(餌や床作り、 温度、湿度)が大切です。実践でしっかり学びながら、次の孵化 にも備えます。これまで村で普及していた方法とは違う肥育の仕 方に、農業メンバーも村の方々も興味を持って取り組んでいます。 そんなある日、雨上がりの畑に希望の虹がかかりました !!

縫製技術習得研修の様子

メンバーは縫製が大好き。エコバッグをあっという 間に50枚近く縫い上げ、次の課題のカフェエプロ ンに取りかかりました。この 課題は「 考えて作る 」 がテーマです。使う人や用途を想定し、エプロンの サイズやポケットの位置をメンバーそれぞれが決め ます。オンラインで日本の指導者と制作のポイントを 確認。その後出来上がった作品を前に各自の工夫を 発表しながら、更にデザインのヒントをもらいました。 より良いもの作りに向かう1歩目です。メンバーは照れながらも少しずつ自分の言葉で考えを説明できるようになりました。

アンタヌー農園(虹の畑)

9 月に入り有機農法技術の村への波及を目的に、定期的に1~2名の農家 の方に農作業をお願いしています。一緒に働きながら、私たちが目指す農 業や養鶏の話をし、村の方々が培ってきた技術や情報を参考に意見交換を しています。畑の土を大切にしながら時代に合った農業を、どのように村 の生業として広げていけば良いのか、農業メンバーや畑に来られる農家の 方々と考えています。有機農法に理解のあるシェムリアップの農業省とも 交流が始まり、今年度中に一度、団体の農地へお越しいただく予定です。

新型コロナ感染拡大によるシェムリアップと村の様子

シェムリアップでは 9 月 17 日より月末まで、レッドゾーン ( 自宅からの外 出禁止・お店の営業停止 ) と、オレンジゾーン (1週間に 3 回の買い出し可 能・地区内は移動可能 )が敷かれました。 違反の取り締まりは厳重です。 リエンポン村があるチクライン郡の一部もレッドゾーン指定で人の動きは不 自由ですが、小学校の先生方は授業再開に向けて対応を協議する毎日です。

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