チュム・シナットさんがカンボジアローカル NGO の代表に !!!

Share the Wind が支援するカンボジアローカル NGO は、日本語・英語・ パソコンスキルを持つチュム・シナットさんを代表に選びました。3人 のお子さんを持つお母さんでもあり、彼女のメンバーへの視線はいつ も温かく細やかです。これからは Share the Wind が築いてきた教育・農 業・縫製を、村人たちが自ら考え運営していけるよう、彼女のリーダー シップが期待されます。カンボジア人によるカンボジア人のやり方で !! 私たちは、彼らの自立に伴走しながらサポートを続けていきます。

シナットさんのコメント

「カンボジアの田舎に住む貧しい人々が、生活のために労働者としてタイへ 出稼ぎに行っています。子どもたちも家族のために働くことが、この地域では 当たり前の感覚です。私は教育が必要と確信しています。このNGOができてか ら、子どもたちの多くが義務教育を受けるようになりました。そして若い女性 や母親の就労トレーニングで、明確なスキルを身につけることができるよう になりました。村人の生活も、以前より良くなっています。私はこのNGOで社 会貢献ができるよう、メンバーたちと協力していきたいと思います。」

工房「プラウ」の様子

12 月の課題はナイロンのファスナー付きトートバッグ。 滑りやすい素材の扱いと、ひと手間かかるファスナー付 に試行錯誤のメンバーたち。分からないところはみんな で話し合う習慣もついてきました。日本の縫製指導の方 よりいただいたコメント「縫う順番や、品質を工房で統 一させる」を念頭に置き、丁寧な仕事を目指しています。 1月後半からは「お母さんたちが使うもの。」「小学生 が使うもの。」を課題に、 アイテム・形・手順を考 えるところから取り組み ます。いつもより頻繁に 日本の担当スタッフと意 見交換を続けています。 何ができるか楽しみです。

村の稲刈りとアンタヌー農園の様子

過ごしやすくなった 12 月は稲刈りシーズ ン。大人に混じって子どもたちも鎌を片 手にお互いの田んぼで稲刈りです。助け 合い、収穫を喜び合います。 アンタヌーのメンバーは、野菜の栽培用 に敷き藁を集めています。畑ではネギ・ 青梗菜・レタス・オクラなど。村のお母さんたちが畑に立ち寄り、野菜を購入しています。それはメンバーにと って何よりの励みで、美味しい野菜作りを目指し日々頑張っています。 鶏舎では鶏の数が 100 羽を超えました。 学んだ鶏の肥育法をしっかりと身につ けたメンバーたち。雛たちを順調に育 てています。次年度からは、お肉と卵 の販売に向け取り組んでいきます。

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