Share the Windの活動

Education

教育

小学校から中学校、さらにその先へ

「義務教育を諦めない。できることを、みんなで話しあう」
カンボジアは小・中学校は義務教育ですが、中学校の進級には通常授業の後に補講で
より詳しい教科別授業を受けたり、定期テストの出題ポイントの解説を受けなければ
進級が難しい現実があります。補講費用は1ヶ月に約20ドル。受講する教科が多けれ
ば30ドルを超えるため、中学進学を諦める子どもたちもいます。
ひとりひとりが最後まで教育の機会を失うことのないよう、サポートしていくことも
私たちの目標です。家庭に問題を抱え小学校を辞めてしまった子どもたち、中学進学
を控えた高学年の子どもたちを中心に、家庭訪問や面談を通して直接、本人の希望を
確認します。その後に保護者と話し合い、必要に応じた教育用品の支援や就労支援を
検討しています。また卒業生とも進路相談などを通して常にコミュニケーションを取
っており、将来は卒業生と教師、村のおとなたちが小学校を中心とした子どもたちの
学びをサポートしていけることを目標にしています。

学校建設開始時

「英語で世界を広げる」

2021年2月からリエンポン小学校での英語学習クラスが開講しました。小学校高学年
と中高生の二部構成とし、小学校高学年クラスはリエンポン小学校の生徒たち約50名
、中高生クラスは周辺の3つの村からも生徒が参加し、約90名が学んでいます。講師
はリエンポン小学校と隣村の小学校教師3名です。国際的な観光都市・シェムリアップ
近郊に住む彼らにとって、将来の就労には英語の習得が必要です。子どもたちの未来
に向けてスタートした新しい支援を、郡の教育局と協力しながら進めていきます。

Education

教育

小学校から中学校、さらにその先へ

「義務教育を諦めない。
できることを、みんなで話しあう」
カンボジアは小・中学校は義務教育ですが、

中学校の進級には通常授業の後に補講で
より詳しい教科別授業を受けたり、
定期テストの出題ポイントの解説を受けなければ
進級が難しい現実があります。


補講費用は1ヶ月に約20ドル。
受講する教科が多ければ30ドルを超えるため、
中学進学を諦める子どもたちもいます。
ひとりひとりが最後まで

教育の機会を失うことのないよう、
サポートしていくことも私たちの目標です。
家庭に問題を抱え小学校を辞めてしまった子ども、
中学進学を控えた高学年の子どもたちを中心に、
家庭訪問や面談を通して
直接、本人の希望を確認します。
その後に保護者と話し合い、
必要に応じた教育用品の支援や
就労支援を検討しています。
また卒業生とも進路相談などを通して
常にコミュニケーションを取っており、
将来は卒業生と教師、村のおとなたちが
小学校を中心とした子どもたちの
学びをサポートしていけることを目標にしています。

学校建設開始時

「英語で世界を広げる」

2021年2月からリエンポン小学校での
英語学習クラスが開講しました。
小学校高学年と中高生の二部構成とし、
小学校高学年クラスは
リエンポン小学校の生徒たち約50名、
中高生クラスは周辺の3つの村からも生徒が参加し、
約90名が学んでいます。
講師はリエンポン小学校と隣村の小学校教師3名です。
国際的な観光都市
シェムリアップ近郊に住む彼らにとって、
将来の就労には英語の習得が必要です。
子どもたちの未来に向けてスタートした新しい支援を、
郡の教育局と協力しながら進めていきます。

Phlauv

工房

Phlauv 「プラウ」

小学校の敷地内に手仕事で女性たちの自立指す工房があります。
2017年にクラウドファンディングで募った寄付で出来た、大切な場所。

名前は「Phlauv:プラウ」クメール語で「道」を意味します。
小学校に通っていた子どもたちの中には、家庭の事情から小学校6年間の途中で通い続けられなくなったり、中学進学に必要な特別補講の費用が捻出できず進学を諦めたりする子たちがいます。
リエンポン村は、土産物ショップが並ぶ観光都市シェムリアップから1時間半の位置にあります。平和が訪れてまだ30年も経っていないカンボジアには、世界各国より支援を受けているNGOが多くあり、市場に並ぶショップでは就労支援で生まれた魅力的な商品が観光客の手に渡り、NGOの活動資金になっています。Share the Windでは、捨てられていたプラスティックの菓子袋や古新聞をリサイクルし、小さなポーチや小物入れを作りました。菓子袋をよく洗いテープ状にカット。古新聞はラミネート加工を施してテープ状にカット。工房のメンバーの手で、折って組み込んで形にしていきます。

工房で裁縫をする女性スタッフ

2019年9月からは、カンボジアの女性には身近な職業と言える「縫製」の技術習得支援を始めました。
村の仕立て職人の方を教師に、寄付でいただいたミシンの使い方を3人の若い女性たちが学び、いくつかの服が作れるようになりました。
これからは日本からのオーダーにも応えられるようなレベルを目指そうと、日本とつないだ技術指導活動を2021年度のアジア生協協力基金に申請。

助成対象に選んでいただき、次の一歩を踏み出しました。
ミシンを追加購入し、最初のメンバーが新加入したメンバー2人にミシンの使い方を指導しています。
基本をしっかりと習得するため、日本の専門家によるサンプル製作と補足資料をカンボジアに届けていきます。

工房で裁縫をする女性スタッフ
Phlauv

工房

Phlauv 「プラウ」

小学校の敷地内に
手仕事で女性たちの自立指す工房があります。
2017年にクラウドファンディングで募った

寄付で出来た、大切な場所。
名前は「Phlauv:プラウ」

クメール語で「道」を意味します。
小学校に通っていた子どもたちの中には、

家庭の事情から小学校6年間の途中
で通い続けられなくなったり、

中学進学に必要な特別補講の費用が捻出できず
進学を諦めたりする子たちがいます。
リエンポン村は、土産物ショップが並ぶ観光都市

シェムリアップから1時間半の位置にあります。
平和が訪れて
まだ30年も経っていないカンボジアには、
世界各国より支援を受けているNGOが多くあり、

市場に並ぶショップでは就労支援で生まれた
魅力的な商品が観光客の手に渡り、
NGOの活動資金になっています。
Share the Windでは、
捨てられていたプラスティックの菓子袋や
古新聞をリサイクルし、
小さなポーチや小物入れを作りました。
菓子袋をよく洗いテープ状にカット。
古新聞はラミネート加工を施してテープ状にカット。
工房のメンバーの手で、
折って組み込んで形にしていきます。

工房で裁縫をする女性スタッフ

2019年9月からは、
カンボジアの女性には身近な職業と言える
「縫製」の技術習得支援を始めました。
村の仕立て職人の方を教師に、
寄付でいただいたミシンの使い方を
3人の若い女性たちが学び、
いくつかの服が作れるようになりました。
これからは日本からのオーダーにも

応えられるようなレベルを目指そうと、
日本とつないだ技術指導活動を
2021年度のアジア生協協力基金に申請。
助成対象に選んでいただき、
次の一歩を踏み出しました。
ミシンを追加購入し、
最初のメンバーが新加入したメンバー2人に
ミシンの使い方を指導しています。
基本をしっかりと習得するため、
日本の専門家によるサンプル製作と
補足資料をカンボジアに届けていきます。

工房で裁縫をする女性スタッフ
Agriculture

農業

循環型有機農業で働く場をつくる

リエンポン小学校から徒歩3分のところにみんなの農園「Inthnou:アンタヌー」があります。
クメール語で「虹」を意味し、メンバーたちの希望の農園です。Share the Windが寄
付金で購入した約0.5ha(テニスコート19面分)の土地を、村人たちのローカルNGO
Organization for Making Children’s futuresに運営を託し、一緒に汗を流している農園です。

この農園を使った農業は、子どもを小学校に通わせながらも都市へ出稼ぎに行かざるを
得かった母親たちに、村での就労の場を提供する目的で始まりました。

田んぼであった場所に1トントラック延べ1000台分を超える土入れを行い畑地へ転換、大雨による冠水を経験しながらも追加の土入れを重ねて、土壌づくりと土にあった作物の栽培を試みてきました。
2021年には有機農法で栽培したオクラやトウガラシの販売をスタート。現在、5人の
農園メンバーが役割を分担しながら丁寧に作業をしています。村のほとんどの農家は農薬や化学肥料に頼っており、

おいしいアンタヌーの野菜を通して、多くの人に有機農業を知ってもらうことにもつながります。

農場での収穫の様子

「養鶏+有機野菜で、新しい技術を村の農家へも」

2021年、有機農業とクメール地鶏の養鶏で「循環型農業」へ挑戦するプランが「財団法人りそなアジア・オセアニア財団」による「りそな環境助成」に採択されました。日本の専門家の助言のもと、農園で栽培した野菜やハーブ・雑草を飼料に鶏を飼育し、鶏糞を野菜栽培の肥料に利用します。
最大200羽の飼育を目標に鶏舎を建設しており、同時に農園内での平飼いとするため、鶏たちに日陰をもたらすマンゴーやライムなど果樹の植樹を進めています。
農園からは有機野菜とともに肉鶏や卵の出荷を計画、安定した経営でさらなる雇用の実現を目標にしています。
農業はリエンポン村の生業でもあります。子どもたちの学びの環境を整えるため、また村の農業の改善にもつながる事業として、より深い技術の習得を目指していきます。
※「2021 年りそな環境助成」による事業は日本の任意団体「籔の傍」との協働です

2021年開始当時の養鶏場
Agriculture

農業

循環型有機農業で働く場をつくる

リエンポン小学校から徒歩3分のところに
みんなの農園「Inthnou:アンタヌー」があります。
クメール語で「虹」を意味し、
メンバーたちの希望の農園です。
Share the Windが寄付金で購入した
約0.5ha(テニスコート19面分)の土地を、
村人たちのローカルNGO
Organization for Making Children’s futuresに

運営を託し、一緒に汗を流している農園です。
この農園を使った農業は、
子どもを小学校に通わせながらも
都市へ出稼ぎに行かざるを得かった母親たちに、
村での就労の場を提供する目的で始まりました。
田んぼであった場所に
1トントラック延べ1000台分を超える土入れを行い
畑地へ転換、
大雨による冠水を経験しながらも
追加の土入れを重ねて、
土壌づくりと土にあった
作物の栽培を試みてきました。
2021年には
有機農法で栽培したオクラや
トウガラシの販売をスタート。
現在、5人の農園メンバーが役割を分担しながら
丁寧に作業をしています。
村のほとんどの農家は農薬や
化学肥料に頼っており、
おいしいアンタヌーの野菜を通して、
多くの人に有機農業を
知ってもらうことにもつながります。

農場での収穫の様子

「養鶏+有機野菜で、新しい技術を村の農家へも」

2021年、
有機農業とクメール地鶏の養鶏で
「循環型農業」へ挑戦するプランが
「財団法人りそなアジア・オセアニア財団」による
「りそな環境助成」に採択されました。
日本の専門家の助言のもと、
農園で栽培した野菜や
ハーブ・雑草を飼料に鶏を飼育し、
鶏糞を野菜栽培の肥料に利用します。
最大200羽の飼育を目標に鶏舎を建設しており、
同時に農園内での平飼いとするため、
鶏たちに日陰をもたらす
マンゴーやライムなど
果樹の植樹を進めています。
農園からは有機野菜とともに
肉鶏や卵の出荷を計画、
安定した経営で
さらなる雇用の実現を目標にしています。
農業はリエンポン村の生業でもあります。

子どもたちの学びの環境を整えるため、
また村の農業の改善にもつながる事業として、
より深い技術の習得を目指していきます。
※「2021 年りそな環境助成」による事業は

日本の任意団体「籔の傍」との協働です

2021年開始当時の養鶏場